御津地区育成協だより article

御津地区育成協だより「臥龍山」(3月1日発行予定)に金川保育園から寄稿された文章の原稿が、本校にも届いたので紹介します。

『あこがれのきもち     金川保育園
「あっおにいちゃん、おねえちゃんがきた。」と、遊びを中断しかけよっていく子どもたち。最初は恥ずかしそうにしていた子どもたちも会を重ねるたびに「今日は一緒に何して遊んでくれるんだろう。」という期待を持って出迎えるようになりました。

御津高校では、保育園児を対象にした体験学習の場として「児童文学の研究」「発達と保育」「児童文化」の授業が計画され、絵本の読み聞かせ、ふれあい遊びなど直接幼児とのふれあいを通して、特性を肌で感じ学ぶ目的で実施されています。

園児にとっては年の離れた高校生とのふれあいの中で「大きくなったらあんなふうになりたいなぁ。」とあこがれの気持ちを持ったり、してもらってうれしかった経験から「高校生になったら、同じようにしてあげたいな。」と将来の自分の姿を重ねてみたりする心の芽生えが感じられ、保育園の子ども集団だけでは経験できない年の離れた高校生と交流の機会を持つことで違った育ちの一面をみることができます。

「おにいちゃん、おねえちゃんまたきてね。」「こんどは、ドッチしようや。」と次回に期待を持って見送る子どもたちの表情は、笑顔一杯です。人と人との心地よい関係の積み重ねを通して人を信頼する基礎作りの場が豊かになっています。』